ついにフィナーレ~ホノルル編~
11月23日
ロサンゼルスから最終訪問地ホノルルへ。飛行時間は6時間弱(UA1226便)。
メガシティの眺めとは異なる街が見えて来た。16:50オアフ島のホノルル国際空港に到着。降り立ったとき、蒸し暑い印象を受けた。ハワイに来るのは1998年にホノルル・マラソンに参加したとき以来。そのときは旅のほとんどがマラソン関連で占められていたからのんびり過ごすという感じではなかったが、今回はここで世界一周の打ち上げをすべく訪れた。
宿泊したマリオットに入っているイタリアン・レストランのアランチーノ・ディ・マーレ。日本人観光客に大人気のお店。プロシュートとルッコラのピッツア。
イカととびこのパスタ。ペペロンチーノ味。感動するほどではないが、シンプルでおいしかった。これまで旅の間日本人の旅行者に遭遇することは非常に少なかったが、オアフには不動の人気を示すかのように大勢いる。そしてこのレストラン、日本で同レベルのイタリアンを食べることと比較したらかなり割高であるにもかかわらず、行列までできている。皆のパワーに驚くばかり。
11月24日
ポキ専門店のオノ・シーフード。しょうゆアヒとスパイシーアヒのコンボをオーダー。ごはんは白米を選んだ。しょうゆアヒはしょうゆとゴマ油、玉ねぎ、細昆布(?)。スパイシーアヒはマヨネーズベースでピリ辛、とびこ入り。毎日食べたくなるような味で繁盛していた。
同じカパフル通りにあるこれまた超有名店、レナーズのマラサダ。ふわふわで軽いので2~3個一度に食べられる感じ。タクシーに乗って買いに来ている観光客もいた。
スーパーマーケットで買ってきた食材をホテルの部屋で。
3泊したワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート・アンド・スパ。前は違う名前のローカルなホテルだったような気がする。買い取ってリノベーションしてマリオットになったのだろう。立地は便利。
ハワイには年間約152万人もの日本人がやって来るそう。16年前に来たときと違うのは韓国や中国からの観光客もよく目にすること。
11月25日
よいお天気だったのでダイヤモンドヘッドへミニ・ハイキング。9:45にホテルを出発し徒歩で向かう。
トロリー・バスが通り過ぎると、乗りたくなる誘惑にかられた。
トレイルの入口。
以前も来たはずなのだが、途中のトレイルの光景は全く思い出せず。頂上からの眺めは記憶にあった。記念写真を撮る人々で混雑していたが、ワイキキ、カハラ、北側とそれぞれの眺めを楽しめた。
晴天だったのでカラッとしていて青い海と空が素晴らしい。やはりハワイは格別な場所なのだと思った。
帰りはカハラ経由で。
豪邸と海を眺めながら歩いて楽しかった。
カピオラニ公園まで戻って来た。ホノルル・マラソンに参加したときに撮った写真と同じポーズにトライ。
独特のゆるいテンポ感が身上。
緑が心地よかった。
公園すぐ近くのTeddy’s Bigger Burgers。地元で人気のハンバーガー店。日本にいるときはハンバーガーを食べたいと思わないが、アメリカだとなぜかハンバーガーとポテトをほおばるのがぴったりに思えてくる。オニオンソテー入りをオーダー。ここも日本人客が多かった。
のんびりとしたワイキキ・ビーチの午後。
ハワイを代表する花プルメリア。
夜はロイヤル・ハワイアン・センターにあるウルフギャング・ステーキハウスへ。軽い気持ちで予約も入れずにお店に行ったら、外のテーブルであれば17:30に入れるということだったのでお願いした。
シーザー・サラダはチーズとレタスのシンプルな味。お肉の箸休めにちょうど良かった。
お店はものすごい数の日本人客と混雑だったので、いいかげんな接客なのかと思っていたらさにあらず。一つのテーブルに2人のスタッフがついて、細やかに気配りしてくれる。
お店の看板である熟成肉。ヒレと骨付きサーロイン。最初はサーロインの方がパンチがあっておいしいように感じたが、食べ進むうちにヒレもあっさりしておいしいと思った。非常に味わいがあるお肉だった。
ナパのケンゾー・エステートのリンド(紫鈴)。
ギャルソンと話していたとき何かの記念かと尋ねられたので(記念日利用のお客が多いのだろう)、夫が誕生日だと言ったら食後にチーズケーキを持ってきて、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれた。感激していたら創業者のウルフギャング・ズウィナー氏が現れて、「誕生日おめでとう」と祝ってくれた。この日ちょうどお店に来ていたのだ。どこから来たかと尋ねられて東京だと答えると、12月に丸の内に東京での2店舗目をオープンするので東京に行く予定になっていると言っていた。この一連のスタッフの連携には本当に感心した。このレストランが人気あるのもうなずける。
11月26日
ホノルルでの最終日は奮発してハレクラニに泊まった。
お部屋もサービスもホスピタリティにあふれていた。
オーキッドでランチ。セットメニューにしようか迷ったが、好みからはずれるものが混じってしまうのでアラカルトにした。まぐろのカルパッチョみたいな料理。たくあんがのっており、味と食感のアクセントになっていた。
かじきのタルタル、グリーンソース。
えびのラビオリ。ちょっと中華の蝦餃子みたいで楽しい。
サーモンのコンフィ、マカデミアナッツのソース。マッシュドポテトが添えられていた。
地の食材とパシフィックな感覚が楽しく、どれも予想を超えておいしかった。
料理がとても良かったので、私は普段デザートを頼まないのだが、どんなデザートを出しているのか興味津々でオーダーしてみた。お店のシグネチュアだというココナッツケーキ。ふわふわで軽く、期待どおりの味だった。合わせたコナのフレンチプレスコーヒーもあっさり目ながらしっかりと味があった。
夕日が沈むのを眺める。
ウエディングの人たちが盛り上がっていた。
夕暮れ時はハワイアンとフラのショーがある。
お部屋にセットされたスパークリング・ワイン、フルーツ、ショコラ。乾杯して今回のプロジェクトの写真を見ながら思い出を語ったが、量があり過ぎてヨルダンまでしか到達できなかった。
11月27日
オーキッドでの朝食を楽しみにしていたが、今日は朝9時からサンクスギビングデイのビュッフェがあるため朝食の営業はなし。テラスレストランでの朝食ビュッフェを案内されたがビュッフェは食べたくなかったので、ホテルでの朝食は見送った。残念だったが9時過ぎから、ローカルのファミリーが続々とホテルにやって来た。車椅子に乗ったおばあさんからチビッコまで、ファミリーの人数が多い。毎年サンクスギビングにはここで皆揃って食事することになっているのだろうなあと異文化を垣間見たような気がした。
午後3時過ぎに帰国のためホノルル国際空港へ。このときのドル円相場は1ドル118円近辺の円安であったにもかかわらず、空港のゲートでは、買い物袋をいくつも手にする人々を多く見かけた。ハワイの楽しみの一つが買物なのは不変なのだろうか。
17:55発のNH185便で羽田に向かった。
11月28日、こうして地球探検プロジェクトの2つ目(世界一周航空券を利用した企画)は終わった。9月10日に日本を出発してちょうど80日間。あっと言う間であった。
東京に着いて山手線に乗ったら、皆の服装が暗い色合いが多く、なんとなく同質的ではみ出た感じの人がいないように見えた。
(2014.11.23~11.28)