9.オーケストラは街の教育機関
サンフランシスコ交響楽団の地域社会への取り組みの中でも中心に位置するのは、教育プログラムです。彼らは昔から先進的な取り組みをしているオーケストラとして知られていたそうです。
以下が主なものです。
子どものためのコンサート
年間35,000人が参加(年16回のコンサート)。対象年齢によって内容を変えている。デイビスホールでのコンサートに先立って、スタディーガイドとCDを学校へ配布し、要請があれば、講師派遣も。
Adventures in Music(AIM)
1988年から継続しているプログラム。90以上のサンフランシスコの公立小学校で、年間約24,000人の生徒が参加。他地域のモデルにもなっている。内容は、さまざまなカリキュラムを通して音楽経験をしてもらうというもの。無料で提供。
2007.9.29追記
これには、オーケストラメンバーが4〜5人のアンサンブルグループに分かれて、クラスルームを訪問するプログラムがあるそうです。プロムスイベントでの彼らの話によると、そうした近い距離でのコミュニケーションが、オーケストラを身近に感じてもらうことに役立っているとのこと。
Take Note!
学校の校舎で行うシンフォニー主催の音楽の夕べ。AIMの成果であるアンサンブルなどを保護者らに披露するもの。
Bass Training Program
学生オーケストラで、コントラバス奏者が足りないという問題に対処するために生まれたプログラム。無料で提供。
KEEPING SCOREの教育プログラム
詳細はKEEPING SCOREの記事をご覧ください。
SFS KIDS SITE
子どものためのウェブサイト。アニメで音楽の基礎を楽しく学べる。
ユース・オーケストラ
参加費無料でMTTはじめ、オーケストラメンバーから指導が受けられるという豪華プログラム。