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2013年4月MTTがウィーン・フィルとサウスバンクでコンサート

ロンドンのサウスバンク(ロイヤル・フェスティバル・ホール)の2012-2013シーズンの予定が発表され、2013年4月9日にティルソン・トーマス指揮のウィーン・フィルがコンサートを開催するとあります。

ウィーン・フィル含め、まだ来シーズンの予定が発表されていないところが多いので、これだけでは何とも言えませんが、ツアーで周るのでしょうか。

MTTは過去2004年にウィーン・フィルの指揮台に立っています。このとき私はまだ興味を持つ以前だったので、聴きに行っていないのですが、聴きに行った方の話によると、コンサート前半で歌曲を演奏し、MTTは演奏し終わった曲の楽譜を譜面台の片側に重ねて行ったところ、歌手が歌っているときに楽譜がすべり落ち、ものすごい「バッサーンン」という音が響きわたった由。

いかにもやりそうな気配が漂っています。

さて、今回の曲目は以下のとおり。

日時:2013年4月9日 19:30~
Arnold Schoenberg: Theme and variations arr. for orchestra, Op.43b
Johannes Brahms: Piano Concerto No.2
Interval
Johannes Brahms: Piano Quartet No.1 orch. Schoenberg

ピアノは、イエフィム・ブロンフマンです。

盤石のプログラムではないでしょうか。ブロンフマンは、ティルソン・トーマスがお互いの音楽的な理解を深めてきたアーティストの中でも、特に成果をあげている一人。

ブラームスのピアノ四重奏曲をシェーベルクがオーケストレーションしたものは、昨年11月にサンフランシスコ、12月にシカゴでも演奏しました。KDFCで放送されたサンフランシスコ交響楽団の演奏があまりにも素晴らしかったので、シカゴ交響楽団はどうだったのだろう?と私は早くオンデマンドが始まらないかと楽しみにしています。

シカゴ交響楽団のメンバーは、いつもティルソン・トーマスに大変協力的だけれど、ウィーン・フィルの人たちはMTTワールドにどこまでつきあってくれるのか?楽しみです。

サウスバンクのウェブサイト

(2012.1.25)