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行ってみてわかったルツェルン音楽祭のこと
今回初めてルツェルン音楽祭に行き、行ってみて初めてわかったことがありましたので、今後お出かけになる方の参考のためにご紹介します。
アクセスはチューリッヒ空港から鉄道に乗り換え約1時間。列車は30分に1本の割合で出ています。通常片道で1等38スイスフランのところ、音楽祭割引で往復45スイスフランでした。アクセスはとてもスムーズ。ザルツブルグへ行くよりずっと楽。
音楽祭会場のルツェルンKKLは駅前にあってとても便利。
湖畔に建ち、街のシンボル的な建物。第一印象は、想像していたよりも古い、でした(ホールのオープンは98年で古くない)。
湖畔の向こう岸のパレス・ルツェルンに泊まると、開演前の時間に湖をわたる船が出ます。ゴージャス。
音楽祭は、映像見て想像していたよりも皆さんおしゃれして来ていました。
建物は、大きな水平の屋根がシンボルですが、最上階が広いバルコニーになっています。開演前や休憩時間には、皆上がって眺めを楽しみつつ過ごしていました。
バーコーナーもおしゃれ。
今年の音楽祭のテーマは「エロス」だったので、プログラム冊子や街のポスター、会場など至ることころが「エロス」。
席について
今回1階平土間センター(14列、16列、21列)、3階1列目センター、5階ギャラリーの最後列(一番安い)の席を買いました。それぞれの感想をご紹介すると、
1階平土間センター
やはり1階は床から音が伝わることもあり、非常に良い音響でした。平土間に傾斜はあまりないのですが、前の席と席の間に座席が配置されているので、視界が遮られることもなし。
ホールの出入口の数が前後左右の4つと少ないので、センターの席から外に出るには多少時間がかかります。
1階は女性トイレの数もたくさんあり、たいした行列にもなりませんでした。
3階1列目センター
舞台が遠い感じもせず、音も不満なし。ただ、転落防止のバーがあるため、1列目は舞台の3分の2くらいにバーがかかり視界が遮られます。
5階ギャラリー最後列(8列)センター
一番安い席も買ってみました。視界も音も特に不自由なく、いつもこの席でもいいくらい。
ただし、ギャラリーは8列あって結構な人数なのに、出入口が左右の2か所しかなく、外に出るのに時間がかかります。5階にトイレはなく、4階に行かなければならないのですが、4階のお客さんに遅れてしまう上に数も少なく、トイレに行くだけで休憩時間が終わってしまいました。
ルツェルンのこと
ホテルはレイクビューが断然おすすめ。駅前のホテルも便利ですが、レイクビューで過ごすかどうかでこの街の印象はかなり変わると思います(私は駅前と両方泊ってみました)。
KKLが街のシンボルであることがよくわかる。
リギ山頂からの眺め
アクティビティもたくさんあります。
ホテルも垢抜けていて、今どきのホスピタリティを追求したサービスでした。パン、チーズ、ワイン、ハム・サラミ類など、基本的アイテムの味が確か。
私が泊まったホテルは、
駅前:WALDSTAETTERHOF(とても便利なロケーション。不満なし)
レイクビュー:MONTANA(高台にあって眺めが素晴らしい。アールデコのインテリア)
まとめ
ルツェルンは想像していたよりもずっと魅力的な街でした。
同じく有名な音楽祭があるザルツブルグと比較すると、ザルツブルグも大きな魅力がありますが、モーツァルトが閉塞感を覚えて出て行ったということがわかるような閉じられた感じがするのに対し、ルツェルンは国際的に開かれた、人が集まって来る都市です。
ここでなぜ音楽祭が開催されるのか、よくわかったような気がしました。
(2010.9.24)