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大人のアマチュア音楽家対象のプロジェクト、第一弾は合唱
サンフランシスコ交響楽団がかねてよりアナウンスしていた、大人のアマチュア音楽家を対象にしたプロジェクト “Community of Music Makers” が始まります。
第一弾は合唱で、タイトルは Sing Out, Davies! (デイビスで歌おう)
これはオーケストラが、演奏団体から教育プログラムを提供する教育団体の性格を合わせ持つようになり、さらにそこから音楽活動におけるコミュニティのハブとして機能することを目指そうという一連の流れの中に位置づけられる取り組み。
サンフランシスコ交響楽団は、音楽愛好家にデイビスホールという場所と、シンフォニーが保有する様々なリソースを提供し、音楽を聴く場としてだけではなく、音楽活動をする場としても、コミュニティのハブになることを狙っています。
第一弾では、その実力を誰もが認めるコーラス・ディレクターのラグナー・ボーリンのヒューマン・リソースを提供。彼とともに合唱のワークショップを行い、ヘンデルのメサイヤからハレルヤ・コーラス、バッハのマタイ受難曲からコラール、メンデルスゾーンのエリヤからをSFSコーラスと共に歌います。
18歳以上なら誰でも応募可で参加費20ドル(負担が難しい人への支援あり)。オーディションはなし。ワークショップは6月28日の1回のみで、事前にスコアや練習用の素材などをオンラインで提供し、準備をした上で参加。
参加登録では、合唱歴や音楽のスキルを自己申告。参加規約が、録音録画、公衆送信などの権利をシンフォニーに許諾することはもちろん、ワークショップに参加する中で自分で撮った写真やビデオを勝手に利用できないなど、しっかり規定されています。
参加申し込みは6/3締切(先着順)
今後、器楽編や室内楽編も企画されるもよう。
(2011.5.7)