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ルツェルン音楽祭2010

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団も参加する、2010年夏のルツェルン音楽祭のプログラムが発表されています。

MTT&SFSコンビの出演は、スポンサーがつく招聘枠の3年契約で、2006年2007年と出演し、残り1回が延期になっていたもの。

プログラムは、

  • 9/11
    Copland: Organ Symphony (Organ: Paul Jacobs)
    Mahler: Symphony No. 5 in C sharp minor
  • 9/12
    Wagner: Overture to “The Flying Dutchman”
    Berg: Violin Concerto (Violin: Christian Tetzlaff)
    Beethoven: Symphony No. 5 in C minor, Op. 67
  • 9/13
    Berlioz : “Le Carnaval romain”, Op. 9
    Berlioz : “Les Nuits d’Été”, Op. 7 (Mezzo-soprano: Susan Graham)
    Ravel : “Valses nobles et sentimentales”
    Ravel : Second Suite from“Daphnis et Chloé”

やっぱりありました。MTTが再度マラ5にチャレンジするチャンス。ルツェルンなのかはわかりませんが、おそらくこれに近接してKEEPING SCOREに使うコンサート映像を収録する予定が組まれているのでしょう。

最近は、クラシック音楽の王道をゆく作品に新たな光を当てることが一つの大きなテーマだったことと、フランスものをよく取り上げていたので、それらの成果をふまえたプログラムだと思います。9/13は以前のサンフランシスコ交響楽団の発表では、オール・ベルリオーズ・プログラムでしたが、どちらが最新情報?

音楽祭全体の見どころとしては、アバド&ルツェルン祝祭管のベートーヴェン:フィデリオ(演奏会形式)、マーラー:交響曲第9番、サロネン&フィルハーモニア管のワーグナー:トリスタンとイゾルデ(映像つき、演出:ピーター・セラーズ)、ジンマン&チューリッヒ・トーンハレのシェーンベルク:グレの歌、等々。ハイキングと組み合わせて長く滞在し、ブーレーズのアカデミーに片っ端から行くのも面白いかもしれません。

メモリアル・イヤーに突入したマーラーは、
1番:ラトル&ベルリン・フィル
3番:ヤンソンス&コンセルトヘボウ
5番:MTT&SFS
6番:ブーレーズ&ルツェルン・フェスティバル・アカデミー・オーケストラ
9番:アバド&ルツェルン祝祭管

音楽祭はいずれ劣らぬオーケストラが、いずれ劣らぬプログラムで壮観。

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団コンビには、一つだけ路線の違う団体が混じっている極端な extraordinary さでがんばっていただきたい。

オンラインでのチケット発売は、4月7日水曜日昼12:00開始!
(ウェブサイトのチケット購入ページも改善されている)

詳しくはルツェルン音楽祭発表のPDF

(2010.1.3)