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ユース・オーケストラの位置づけ~サンフランシスコ交響楽団の場合~
サンフランシスコ交響楽団のユース・オーケストラが結成から30年だそうで、ビデオで活動を紹介しています。
このユース・オーケストラはどういう位置づけかというと、
- サンフランシスコ交響楽団が提供する教育プログラムの一つ
- ベイエリアの中学~高校生約100名に無料で提供
- 専任の音楽監督(サンフランシスコ交響楽団で修業中の若手指揮者がなる)がいる
- 毎週土曜日にデイビスホールで練習とリハーサル
- サンフランシスコ交響楽団のメンバーがパート毎に指導
- ティルソン・トーマスはじめ、サンフランシスコ交響楽団のゲスト・アーティスト(指揮者・ソリスト)も指導に参加
- 年3回デイビスホールでコンサートを開催する他、数年毎にヨーロッパ・ツアーも行い、ベルリンのフィルハーモニーなど主要なホールで演奏している
ビデオの中でラトルがコメントしていますが、ユース・オーケストラはたくさんあるけれど、うまく行っているところは少ない。サンフランシスコの場合は、ユース・オーケストラの位置づけが成功の秘訣のように思います。
ビデオを見ると、若者たちも指導するシンフォニーのメンバーも楽しそうだ。MTTは今回もニュアンスの伝え方がふるっている。
30周年をお祝いするコンサート
5月15日
指揮:ドナート・カブレラ
Bartók/Divertimento
Holst/The Planets
(2011.4.28)