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マーラーに関する評論家のMTTインタビュー
3月18日からアメリカ国内ツアーがスタートしたティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団。訪問先の地元メディアへの露出が増えています。
フィラデルフィア・インクワイヤ紙では、評論家がティルソン・トーマスとのマーラーに関するQ&Aを掲載。最近MTTがマーラーについてまとまって答えているものは、意外となかったので興味深いです。
主な主張はいつもの通りですが、練り上げのアイディア(テンポなど)をどうやって決めるのかという質問に対する答えが、That’s MTT.
2006年にシカゴ響で「復活」を演奏したときのロレーヌ・ハント・リーバーソンにも言及。シカゴの後サンフランシスコでリュッケルトの録音をすることになっていたので、シカゴ響のリハーサルの後、二人で打ち合わせをしたのだけれど、そのとき観客のいないホールでの彼女の歌のあまりの美しさに畏怖したのだそう。今思うと、彼女は(自分の運命を)わかっていたのではないかと。彼女とのリュッケルトの録音が実現しなかったことを非常に悔んでいると話していました。
さて、サンフランシスコ交響楽団のツアーですが、ソーシャル・メディアを駆使して、リアルタイムに近い情報を出していくつもりのよう。
ちょっと前まではツアー・ブログ全盛で、更新するのがしんどそうでしたが、フェースブックやツイッターは写真や短い文章だから更新の負担も軽そう。時代は変わった。
そのツアー速報、まずは、ティルソン・トーマスが行った指揮のマスタークラスの模様が紹介されています。MTTの教育活動の量には本当に敬服だし、指導を受けた人も貴重な経験だったろうと思うけど、青と黒がシマシマのパーカーというファッションはいかがなものかと思う。どこで買えるのか?通販?
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A guide to Mahler’s world
By Peter Dobrin
Inquirer Classical Music Critic
Posted on Thu, Mar. 18, 2010
(2010.3.19)