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ティルソン・トーマスのビジュアルを語る

今日は、ティルソン・トーマスのビジュアル面を大いに語ります。

まず、【指揮姿編】

何と言っても、曲が終わった瞬間の表情を指摘しない訳にはいきません。日本人が温泉につかった時の反応というか、韓国人が焼酎を飲んだ時の反応というか、何ともいえない「くぁ〜っ」という、うれしそうな顔をします。オーケストラの人たちも、どんなに無理難題だらけだったとしても浮かばれるというものでしょう。

そして演奏中は、「えっ、そこでそのアクション?」と思わず突っ込んでしまうストローク(私は勝手にそう呼んでいます。左バージョンと右バージョンがある)が入ります。このアクション、何か必然性があって入るのか、彼に自覚はあるのか?是非聞いてみたいです。

この2つについては、実際に見てみてとしか言えません。

他にも表情豊かにいろいろやっています。彼以外の人がやったら、卵が飛んでくるかもというくらい。音声消して映像だけ見ていたら、とてもあんな練り上げた徹底的な音楽をやっているとは想像できないと思います。

さらに前にも書きましたが、汗をかかない。曲が終わって舞台から去るときも、出てきたときと全く変わらない姿で、髪をなびかせてスタスタ歩くさまには、もはやあっぱれとしか言いようがないです。

次は、【ファッション編】

彼のファッションについては、疑問がたくさんあります。

まず、あのブレスレットというかバングルは何か特別なものなのでしょうか?

ビデオの映像でも必ずつけているし、マーラーのCDのジャケット写真をはじめ、あらゆるところに写っています。

そして、ポケットチーフがどうしていつも赤なのでしょう?

舞台の燕尾服はもちろん、普段のジャケットも。ラッキーカラー?

どなたかご存知の方がいらしたら、教えてください。

ファッションといえば、KEEPING SCORE の中で、彼は自前の服(と思われる)で登場しますが、いつもえんじ〜ブルー系(ブルー好き?)の同じようなスタイルです。

一方、PMFの時の写真などを見ると、全身白のスーツにサングラスをかけていて、韓流スターみたい。

彼の昔の写真を見ると、髪の毛にウェーブがかかっていますが、今はストレートです。歳をとって髪の毛がサラサラなのがまた不思議ですが、音楽も見た目も何か憑きものが落ちたみたいでナイス。

このように音楽だけではなく、ビジュアルでも楽しませてくれるティルソン・トーマス。まさに‘MTT’と呼ばれる所以でしょう。

(2007.2.16)

*MTTの汗について追記
テレビをハイビジョンに買い替えて、ビデオを見たら、曲の終わり頃では、うっすら汗が浮かんでいたので、全く汗をかかないという訳でもなさそうです。しかし、これまで行った13回のコンサートで、ハンカチを取り出している姿は一度もなかったので、やはりほとんど汗をかかないのだと思われます。

ティルソン・トーマスと日本のクラシック音楽市場