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サンフランシスコ交響楽団の野外コンサートで子どもの屋台が

排除される

7月25日にサンフランシスコのドロレス・パークで無料の野外コンサートを開催したサンフランシスコ交響楽団。

このコンサートは、メキシコ独立200年を記念し、メキシコ出身でライジング・スターとして注目を浴びるアロンドラ・デ・ラ・パーラ(きれいな上に実力もバイタリティもあるというお姉さん)を指揮者に迎え、メキシカンプログラムで行ったもの。

ドロレス・パークはミッションというメキシカンが多く住む地区にあるのですが、コンサートに際し、サンフランシスコ市警察がメキシカン・アイスクリーム売りと子どもがレモネードとブラウニーを売る屋台を排除したことで、ローカル・ニュースに取り上げられました。

衛生上食べ物を売るには許可が必要だからとの理由なのですが、メキシカン・アイスクリーム売りというのは、ベルを鳴らしながら売るそうで、その音がオーケストラ・コンサートにそぐわないという理由もあったとの由。言われてみれば、メキシカンなアイスクリーム売り、サンフランシスコにいます。

メキシカン・アイスクリームというのは、何か特徴があるのでしょうか?ネットで検索してみたところでは、ナッツ類がまぶさっていてクリスピーなのがそれ?

子どもの屋台の方は売れ行きが良く、おまわりさんに注意されたときには既に3分の2を売り切っていたそう。ニュース記事の写真でチョコレートまみれ(ブラウニーだから)になった女の子がしょぼんとしている姿が印象的。

このレモネードを売る行為というのは、アメリカの子どもが最初に試みる伝統的アントレプレナーシップで、小遣い稼ぎやチャリティ目的で広く行われているもののよう(こちらのブログ記事参照)。

野外コンサート一つにもドラマがあるというか、アメリカらしいニュースでした。

このニュースを取り上げた記事

コンサートに行ったサンフランシスコ在住の日本人の方がコンサートについて書いているブログ記事(サンフランシスコらしさが伝わる)→こちら

(2010.7.30)