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サンフランシスコ交響楽団の人と知り合ったいきさつ

サンフランシスコ交響楽団の方たちと知り合ったいきさつは、本当にたまたまの連続で、セレンディピティみたいなものです。ご紹介すると、

  • 2007年3月に当時ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団に関するブログを書いていた私は、サンフランシスコ交響楽団のウェブサイトに掲載されていた代表メールアドレスに「ブログを書いて応援している」という内容のメールを送りました。
  • そしたらゼネラル・マネジャーのキーザー氏がブログを読んでくださり、丁寧なお礼のメールが来ました。
  • その後、私は2007年5月に彼らのウィーン・プラハ公演を聴きに出かけたのですが、ウィーンのホテルがとれなかったため、出発の数日前に日程変更し、エアラインもオーストリア航空からスイスに変更。
  • そしたら帰りのプラハ→チューリッヒの飛行機で、出発間際に乗ってきたお客がMTTだった。
  • 飛行機を降りて、ターミナルへのバスに乗ったら、MTTが一人で座って窓の外を見ていたので、話しかけてコンサートの感想を言いました。
  • 私はMTTとの会話は、「そう、どうもありがとう」という返答がきて終わると予想していたのですが、彼は他にやることがなかったためか、私にいろいろ質問してきた。
  • どうもMTTのところには、自分を売り込んでくるミュージシャンがしょっちゅうやってくるらしく、私がミュージシャンではないという点に引っ掛かりがあったようでした。私がサインしてくれ的スタンスではなかったことにもよるのかもしれません。
  • そのときMTTには連れがいて、その方たちが後から見えたのですが、MTTは連れの方たちに「彼女はね〜、、」みたいな感じで私から聞いた話を話してくれた。
  • そしたらその連れの方が、メールの返事をくれたサンフランシスコ交響楽団のキーザー氏だったため、そこで話がつながり、彼がMTTに私のブログの話をしてくれた。
  • その後サンフランシスコでキーザー氏にお話を伺い、MTTに挨拶。日本人ファンとして認識され、現在に至るという感じです。MTTはさすが人気商売の人という印象を受けました。

今思い返しても、本当に偶然だったと思います。すべては最初にメールをあけて、スパム判定せずに振り分けてくれたサンフランシスコ交響楽団の担当者の方のおかげだと思うし、ヨーロッパにいくつもあるハブ空港のうち、チューリッヒだったということも。

もしあのとき最初からMTTが連れの方と一緒だったら、声をかけることはなかったでしょう。MTTだから雰囲気的に声をかけやすかったというのもあるかもしれません。

余談ですが、他に誰だったら声をかけたか考えてみると、日本人の小澤でも声をかけないと思うのですが、バレンボイムだったらきっと声をかけると思う。感想言えるくらい彼を聴きに行っていることと、あのキャラクターがファンからの反響を待っていそうだから。