ブログベスト記事

サンフランシスコ交響楽団のボランティア評議会

サンフランシスコ交響楽団には、ボランティアで構成されるシンフォニーの支援組織があります。30歳代から80歳代までの幅広い層約1,500人が参加。

彼らは、ボランティアとして教育プログラムでの講師・イベントの企画・下部の支援組織の代表・オフィスの事務などで活躍しています。

さらに、資金調達や新しい聴衆の開拓にも大活躍、なんとこの組織だけで年間1百万ドル(約1億2千万円)以上集金してくるというすごさ!

これは、彼らが各地区のとりまとめのような役割を果たしていることによると思われます。

シンフォニーにはこの他、SYMPHONIXという支援組織があり、こちらは30〜40歳代のビジネスパーソン約400人が参加。交流会みたいなかたちで様々な支援活動を行っています。

日本のオーケストラのコンサート会場で、来ているお客さんを見ていると、やはり働き盛りの30〜40歳代の男性の層が薄いように感じられます。クラヲタ系の方はいるのですが、ビジネスパーソンのたしなみとして文化を楽しむ雰囲気がない。

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団の音楽は、プログラミングも中身もスタイリッシュ&クールですから、この辺りの層を取り込めるのかもしれません。

(2007.3.1)

プロコフィエフ・フェスティバル