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オクトーバーフェスト体験記
秋のミュンヘンと言えばオクトーバーフェスト!
ということで、1810年の開始から今年で200周年というこの伝統あるお祭り(2010年は9/18-10/3の開催)に行ってきましたので、どんな様子なのかご紹介しましょう。
場所はミュンヘン中央駅の一つ隣りTheresienwiese。多くの人が同じ方向に歩いて行くので、どんなに方向オンチでも絶対道に迷わない。
平日の昼間に行っても人出が寂しく、土日が良いのでは?と思っていましたが、全くの杞憂でした。16日の期間中600万人も訪れるというお祭りは、どこからこんなに人が?と思うほどにぎわっています。
さながらビールのディズニーランドといった雰囲気。
多くのドイツ人が民族衣装を着てやって来ます。
各醸造所の仮設のテントでビールを飲みます。無茶な飲み方をしている人は見かけず、皆楽しみ方をわきまえている印象。バンドが音楽を演奏し、時折一緒になって歌ったりしていました。
手づくりの炭火焼のソーセージとビール。とってもおいしかったです。
ビールのテントでも食べ物はありますが、簡単なものが多い。おいしそうな食べ物は、沿道に専門店がたくさん出ています。
遊園地みたいな乗り物もたくさんありました。
馬がビール樽をひいてパレード。
携帯電話を持って行くことをおすすめします。ものすごい混雑なので、はぐれたら見つけるのが困難です。私はホテルに置いて出かけてしまったのですが、うちの夫は稀に見るわが道をゆくキャラなので、速攻ではぐれました。
従来は仮設テントの換気が悪く、時間の経ったビールのニオイと汗のニオイが混じって悪臭がすることが問題だったのだそう。たばこの煙とニオイでごまかしていたものの、今年から禁煙になりごまかせない。ということで、ドイツのメーカーが開発した嫌なニオイを食べる特殊なバクテリアを木の床に撒いて消臭しているとの由。おかげで嫌なニオイも体験せずに済みました。
今回久しぶりにヨーロッパに行きましたが、とても喫煙に寛容に感じました(日本や日本よりもさらに禁煙が徹底しているサンフランシスコとの比較で)。
ミュンヘン市内で目立ったのは自転車。道路に自転車用のレーンがあって、明らかに通勤と思われる人々が、勝間和代ばりの自転車スタイルで次々とかなりのスピードで通り過ぎて行きます。これは前に行ったときには見かけなかった光景。
鉄道に乗っているときなど、太陽光発電のパネルや風力発電の風車もたくさん見かけました。
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このビールの祭典、ドイツの文化を身近に体験でき、本当に行って良かった!
ぜひともおすすめです。
(2010.9.24)