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エレクトーン50周年と日本にやって来たMTTのリハーサル

今頃札幌でMTTのリハーサル見学など追っかけやっているだろうと予想なさっている皆さま、潮は東京におります。

昨日何気にヤマハからのメルマガ(いつもは見ない)を見たら、エレクトーンが今年で発売50周年だとあるではないですか。非常に感慨深いものがありました。

私はエレクトーン好きなのです。なぜならば、クラシックの楽器って練習していないと如実に自分でわかるし、「あー、ヘタクソ」と思うからちっとも楽しくないのですが、エレクトーンだと、いろんな機能に助けられて自己の現実と向き合わなくて済むので、気分転換にもってこいなのです。だから社会人向きの楽器だと思います。

ただ、楽器があまりにデジタル化して複雑だったり、設定された通りに弾く不自由さがあるので、マニュアルで音色やリズムを変えていた牧歌的な時代が一番楽しかったかなあという気はします。実際、その頃の方がエレクトーン人口は多かったのではないでしょうか。

それはさて置き、PMFでございます

MTTは無事日本にやって来て、いつもの調子でリハーサルに張り切っている模様。

今まで今年のPMFオーケストラの出来に関しては、MTTファンとしてお先真っ暗になるようなブログの記事(その1その2)ばっかりでしたが、本人の様子を読み、がぜん光明がさして参りました。
こちらの記事

このブログの筆者の方は、各パートの指導者と指揮者の間でまさか事前のすり合わせはないだろうと書いてらっしゃいますが、私は全員呼び出し受けていると思います。MTTはスカイプ使ってまでも、事前に打ち合わせするそうですし、ユーチューブ・シンフォニー・オーケストラでさえ、楽譜渡されたときには全員のパート譜にMTTの指示が書き込んであったと言いますから。

おそるべしですが、それでこそMTTというもの。最後の最後まで完成度をあげるべく、徹底的にこだわり抜いていただきたい。

そして、札幌の皆さま、何度も繰り返しになりますが、バーンスタインの弟子だとか昔PMFに来ていたとかいう定点からだけでティルソン・トーマスを見るのではなく、彼が今どういう活動を展開していて何をしようとしているのかという点にぜひ目を向けていただきたい。

公演の成功と多くの方がMTTの姿から何かを感じてくれること、さらに札幌芸術の森・野外ステージの26日に晴れることを祈っております(ストリート・ソングで帰らないように!!!)。

ティルソン・トーマスの活動を紹介した記事→PMF2009

ヤマハのエレクトーン・サイト(50周年記念コーナーあり)

(2009.7.24)