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「大地の歌」聴きました!
今回(Thomashefsky がてらサンフランシスコ交響楽団を訪ねた)潮は、サンフランシスコ交響楽団の大ファン特典(?)として、特別に制作中のマーラー「大地の歌」を聴かせてもらい、次回のKEEPING SCOREの映像も見せていただきました。
「大地の歌」は、今編集が終わり、オーストリアでプレスをかけているところだそうです(DSD録音のためオーストリアなのだそう。それって、ザルツブルグからインスブルック方面の鉄道に乗ると途中で車窓から見えるソニーの工場のこと?)
一楽章しか聴いていないので何とも言えませんが、いつもの調子でやっていました。
KEEPING SCOREはアイヴズを見ました。こちらはラフな編集をした段階で、これから作り込んでいくそう。とにかく大変な作業だと言っていました。
基本的に前3作と同じ構成なのですが、森の中(に見えた)で、衣装をつけたマーチングバンドが別方向からそれぞれ別々の音楽を演奏しながら行進してきて、交錯するとアイヴズが出来上がる!
というもので、MTTっぽい。本当に複数のマーチングバンドを連れて行って撮影したところが、手間ヒマお金がかかっていておかしい。
彼らは小ネタをいろいろ仕込んでいるらしく、自分でつくって既に何度も見ているはずなのに、いちいちウケては解説してくれる。カリフォルニアンは明るい。
この他に、彼らは今年カーネギーホールでバーンスタインのフェスティバルのオープニング・ガラに出演するのですが、10年前にガーシュウィンの生誕100年のときもカーネギーでガラ・コンサートをやっていて、そのときのビデオも見せてもらいました。
これも彼らは、最初にティルソン・トーマスが登場したら「若っ」とウケていました。確かに今と随分違う。MTTは途中まで白髪染めてたのか?
ラプソディーの第2番をティルソン・トーマスが弾き振りしていたのですが、ピアノのセンスの良さにびっくりだし、弾いてる途中に微笑みもらしちゃって音楽バカ感全開(注・賛辞です)。しかもピアノを弾いた後で立ち上がって指揮する所作が妙に決まる。
以上いろいろ見せて聴かせていただき、彼らのおもてなしスピリットに感激。どうもありがとうございました!
(2008.6.15)