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レコード芸術にサンフランシスコ交響楽団を絶賛する演奏会評が掲載された

雑誌「レコード芸術」2010年11月号の
“欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート CRITICS’ REPORTS”
コーナーにて、

「サンフランシスコ響、至高のマーラー」

というタイトルで1ページにわたって、マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団を絶賛する演奏会評が掲載されました。

これは在ワシントンの評論家セオドア・W・リビー・ジュニア氏が、今年9月のルツェルン音楽祭でのMTT/SFSコンビの3公演をリポートしたもの(268ページ)。

この雑誌に彼らの話が1ページも載るなんて画期的!

ということで早速、記念に取っておこう!とそのページのコピーを入手するため近所の図書館へ。ところが棚には

「レコード芸術は購入を見送ることになりました」

との張り紙が。しかも結構前から。

仕方がないので買いました(1250円もした)。

記事の内容は、ぜひ読んでいただきたいのですが、とにかく演奏内容にびっくりだったようで、記事全体のテンションが高い。「この楽団が新たな境地に達したことを確信し」たそう。

私の目に留まったのは、ダフニスとクロエが“光彩を放つ”オーケストラのサウンドであったと書いてあったこと。

実はうちではルツェルンから帰って以来、「この曲、どの演奏でもそう(黄金色に)聴こえるのか?単に無知だっただけ?」と他の演奏を聴いては、「やっぱり(黄金色に)聴こえないよね?」と検証の日々を送っていたのでした。

リビー氏の記事と私のレビューを読み比べると、演奏から受けた印象や指摘がほとんど同じであり、私は俄然我が意を得たりに。

私のルツェルン音楽祭のレビュー
ルツェルン音楽祭を体験する

リビー氏の記事が、どれくらいレコ芸読者(&執筆陣)の目に留まるかはわかりませんが、とりあえず絶賛記事が掲載されたことは前進!

(2010.10.25)