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ティルソン・トーマスのマイアミの家

ウォール・ストリート・ジャーナルがマイケル・ティルソン・トーマスのマイアミの家を取材しています。

サンフランシスコの家は、さんざんメディアやサンフランシスコ交響楽団のビデオに登場しますが、マイアミの家を披露している記事はめずらしい。

記事の文章は、8才の頃からティルソン・トーマスの面倒をみてきたというフランク・ゲーリーとの関係や、空間に関する考え方、ニュー・ワールド交響楽団の新キャンパスのコンセプトなどの話が中心。

ニュー・ワールド交響楽団の新キャンパスについて、当初ティルソン・トーマスは、大きなジャングルの中に古代マヤ族のスピリットが現れてくるような一見してわからない建物のアイディアを主張したのだけれど、予算と実現可能性からボツになったそう。

そりゃそうだろう。

記事では写真も10枚あって、随所にこだわりがありそうなエクステリアとインテリアも紹介されています。使い古した(?)指揮棒もオブジェにして飾ってある。

MTTは、狭~い日の光を閉ざした空間に籠って作業するのがお気に入りだそうですが、らしい。

こういう住環境を見ると、日本人の常識の範疇を超える音楽の練り上げのアイディアが彼から出てくることがうなずけるし、MTTは世界中を飛び回る指揮者生活に興味なさそう、ということもわかる。

MTTには、次はヨネスケの“隣の晩ごはん”も受けていただきたい。

家の記事はこちら

(2010.6.4)