トップ>ディスコグラフィ>here

マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団

ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー/パリのアメリカ人他

自信をもっておススメできるといえば、やはりガーシュウィンをはずせません。

ティルソン・トーマス(MTT)は、ガーシュウィン一家と親交のある家庭に育ったということで(お父さんがガーシュウィンからピアノを教わったそう。注:MTTのお父さんはハリウッドで脚本を書いていた人で音楽家ではありません)、若い頃からそれこそ山のように録音があります。

サンフランシスコ交響楽団ともいくつかありますが、国内盤で手頃という点で、RCAのものがお薦めです。

ポップス系のオーケストラと趣が違う、シンフォニーオーケストラの演奏らしく、非常にゴージャスな響きで、とにかくセンスがいい。

曲目は、パリのアメリカ人から始まりますが、ラプソディ・イン・ブルーは、ピアノもティルソン・トーマスが弾いています。

カデンツァというのかアドリブというのか、突っ込んでいくリズムの連続がいかにもMTTらしい。

そしてラプソディ・イン・ブルーだけは、ニュー・ワールド・シンフォニーの演奏なのですが、ティルソン・トーマスが手塩にかけて育てているだけあって、フレッシュで若いエネルギーにあふれた演奏です。他方で、彼らの後にサンフランシスコ交響楽団の演奏を聴くと、さすが大人の音楽といったスケールを感じます。

夕焼けのゴールデンゲートブリッジ+皮ジャンMTTのジャケットは、CDショップで手に取るのがちょっと恥ずかしいかもしれませんが、そこでひるまずに是非中味を聴いてください。文句なく楽しめます!