オーケストラは未来をつくる:レビュー
アルテスパブリッシング刊『オーケストラは未来をつくる――マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の挑戦』のレビューをご紹介します。取り上げてくださった皆さま、ありがとうございました。
レビューを拝見して興味深いのは、読み手一人ひとりの印象に残る話、着眼するポイントが違うということ。
いろんな読み方をしてくださっています。
雑誌で紹介されました
- 永田音響設計 ニュースレター News 13-01号(通巻301号)
日本が誇る音響設計家 豊田泰久さんがご紹介くださっています。→こちら
豊田さんには、ニュー・ワールド・センターのオープニング時に大変お世話になりました。(2013.1.25)
- レコード芸術 2013年1月号「Book Mark」
満津岡信育さんによる論評
「この本は、いわゆるディスク・ガイドの類ではない。また、単純なドキュメンタリーやサクセス・ストーリーでもない。(中略)“マイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団の挑戦”を鮮やかに描き上げつつ、21世紀におけるオーケストラ像の在り方に対する問いと答えがいくつも示されているのが特徴だ。」(299頁)
ティルソン・トーマスへの巻頭インタビューの頁にも本の紹介があります(MTTはファビュラスなファッションで登場)。ありがとうございました!(2012.12.20)
- ピアノ音楽誌ショパン Chopin Magazine 2013年1月号
編集部おすすめブックコーナー
「ティルソン・トーマスとそのブレーンたちが、どのようにオーケストラを革新していったかを検証し、彼らが実現している21世紀のオーケストラのあり方を考察している。」
同号ではユジャ・ワンのインタビューでもティルソン・トーマスやサンフランシスコ交響楽団について多く語られています。ユジャの受け答えはその年代の女性らしさがあってチャーミング。(2012.12.20)
- 音楽現代 2013年1月号 Book Review
宮沢昭男さんによる論評
「とても元気づけられた。」「21世紀の楽団のあり方はどこも問われている。楽団員はもとより、事務局、理事会、そして日本の多くのクラシック・ファンに一読薦めたい。」(164頁)
ありがとうございました!(2012.12.20)
- MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)2013年1月号 「Book」で取り上げられました
「日本人はアメリカのオーケストラに関心が薄く、しばらく来日もなかったサンフランシスコ交響楽団に興味も持たなかったのが正直なところだ。それゆえ本書で知る現在の姿には驚かされる。」(135頁)
ティルソン・トーマスへのインタビューも掲載(93-95頁)(2012.12.1)
ブログ
- 吉原真里さん(ハワイ大学教授、アメリカ研究が専門)
最初に「この話、本にしよう」と発案してくださったのが彼女。専門家ならではの洞察と指摘にあふれています(私よりも問題の所在の把握が的確)。ありがとうございました!(2012.10.15)
- おやぢの部屋2
「45回転」の記述は不正確でした。次回訂正できるチャンスには直します。
コンマスのバランチックは非常に重要なことを話していると私も思います。(2012.10.20)
- 音楽ライター、飯尾洋一さんのブログ「CLASSICA-What’s New!」
クラシック音楽関連の企画に多く携わっている方ならではの指摘。
本の主題を的確に伝えてくださっており、感謝感謝です。
飯尾さんの記事を紹介するブログ*ARTESもふるっています。(2012.10.23)
- 名古屋でサウンドデザインを手がける東海サウンドさんのブログ
プロの目から見てもSFSメディアの音はすごく良いとの指摘!(2012.11.4)
- HONZ(レビューアー:久保洋介さん)
本のキュレーターブログ(久保さん個人のブログ)
来日公演、聴きに行くべしと結んでくださってます(2012.11.4)
- 沖縄の本屋さん OMAR BOOKS の川端明美さん
沖縄の情報サイト CALEND okinawa で紹介
とても素敵な文章です(2013.1.23)
- くるえるはてなくしょん
「ポストモダンテクノロジックエモーショナルシンフォニー」という形容をはじめ、目の付けどころと文章がすごく面白いです(2013.2.11)