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エコなオーケストラ現る!

サンフランシスコ交響楽団は、遂にエコなオーケストラでございます。

9月9日に迎える2009-2010シーズン・オープニング・ガラにおいて、シティホールの外のスペースでガラ・ディナーが開催されるのですが、そこに何とバイオディーゼル発電機持ち込み(二酸化炭素=CO2の排出量がゼロカウント)、会場の装飾などはすべて再生可能な素材を使用、余った食物はすべてコンポスト(堆肥)にするそうです。

毎回毎回、このサイトにネタを提供してくれる彼らではありますが、遂にここまで来たか感が漂っております。そして、いかにもサンフランシスコ。

ついでに、今年のシーズン・オープニング・ガラのプログラムは、ゲストのラン・ランによるプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番がメイン。

前半は、ティルソン・トーマスのアイディアが光る“3つのワルツ”で、リストのメフィスト・ワルツ第1番、ラヴェルのラ・ヴァルス、ロジャースのCarousel Waltz の3曲を聴き比べようという趣向。

どれも華やかでシーズン・オープニングにふさわしいし、同じワルツでありながら、それぞれに違う個性を楽しめる組み合わせ。こういうアイディアって単純なようで、見たことないように思います。

3曲ともティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団コンビにぴったりだと思いますが、特にCarousel Waltzは、ディズニーランドでメリーゴーラウンドに乗っていてフロスト・シュガーが降ってくる感じがMTTっぽい(2007年のヨーロッパ・ツアーで聴きました)。

シーズン・オープニングの週は、サンフランシスコの60ものコミュニティ・グループを10ドルで招待するコンサートや野外の無料コンサートなどが続きます。

サンフランシスコ・エグザミナーの記事
オープニング・ガラのプレスリリース

(2009.8.11)

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