オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のヨーロッパ・ツアー2013を聴きにハンブルクへ来ました。
今日(8月8日)から16日までオーケストラに同行し、リハーサルやコンサートを聴く予定。ツアーのレポートは別途まとめて発表しますが、ツアーの様子などはこのブログでお伝えします。
ツアーは、前半がシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭への参加、後半がエストニア公演。今日から10日11日の音楽祭での公演へ向けてリハーサルがスタートしました。
今回の指揮者は、“ときの人”山田和樹さん。
これまでのツアーは、金沢でリハーサルをして曲をつくってからツアーに出ていたのですが、今回はヨーロッパに来てから細かい段階のリハーサルを行うスケジュール。外国人メンバーでヨーロッパに戻っていた人や、ヨーロッパ在住でツアーに参加するメンバーもいるし、山田さんもドイツ国内からの移動。考えてみれば、こういうやり方もとても今の時代らしい気がします。
リハーサル会場はNDRのスタジオ。モダンなインテリアで非常に恵まれた環境。
今日リハーサルしたのは、今回のツアーで世界初演を行う森山智宏さんの《オーケストラのためのSpacy》とベートーヴェンの交響曲第2番。
森山作品は山田さんが委嘱した曲で、今日はじめて振ったそうですが、両手と頭(!)を使って同時並行的に錯綜する入りを出すのを完璧に振り分けて、オーケストラ・メンバーから思わず拍手が起きていました。
リハーサル会場には、音楽祭の監督であるロルフ・ベックさんも登場。ご自身のコンサートと日程が重なるため、今回はOEKのコンサートを聴きに行けないのを残念がっていました。
公演プログラムには、「金沢はどこにあって、どういう所か?」の説明があります。これもOEKらしさのひとつでしょう。
選ばれている写真は雪の石川門、兼六園の琴柱(ことじ)灯篭、東の茶屋街の3枚。やはり3つを選ぶとこれで決まりなのかなと思いました(他にも加賀料理、和菓子、九谷焼など、延々と続くご当地ものがある)。ちなみにオーケストラの紹介写真は、金沢駅の鼓門の前にみんなが並んだものでした。
リハーサルの後は、NDRの食堂でランチ。
入口
カツのようなもの
NDRは、低層でシンプル・モダンな建物が続いています。とてもよい雰囲気でした。
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