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マイケル・ティルソン・トーマス

マイケル・ティルソン・トーマス、通称MTT。1944年ロサンゼルス生まれ。1995年からサンフランシスコ交響楽団の音楽監督。

MTTと言えば、特筆すべきは音楽の発想・構築力、アメリカ作品、プログラミング、そしてショウマンであることだが、芸歴50年近くを経て、未だトンガリ続けている点は驚き。サンフランシスコでは、MTTと言えば犬(“バンダ”と“メイデラ”の2匹のプードルを連れている)。最近は長年磨いてきた料理の腕を生かしたネタも多く披露している。

マイケル・ティルソン・トーマスに関する情報の入手

出演予定・経歴等の詳細

出演予定、メディア掲載、経歴、ディスコグラフィ等の最新情報および詳細は

クラシック音楽界きってのクリエイターとして

最近のMTTは、クラシック音楽界を代表するクリエイターとして、幅広い人々へ向けてインスピレーションを与える活動が増えています。

マイケル・ティルソン・トーマスの音楽的背景を知る

マーラーについて

こちらのインタビューが、おそらく一番内容があります。

The MTT Files

KEEPING SCOREプロジェクトのラジオ版。マイケル・ティルソン・トーマスの音楽人生の中で、特に影響を受けたアーティストや長年追ってきたテーマを題材に語った1時間番組が8本のシリーズ。

テーマの設定、トピックスの選定、紹介する音楽、トーク、演出のすべてが凝りに凝ったMTTワールド。

書籍「Viva Voce」 published by Faber & Faber

イギリスの評論家 Edward Seckerson 氏との対談集。イギリスで1994年、アメリカで1995年9月に出版されましたが現在絶版。

幼少から受けた音楽教育の話、家族の話、オーケストラの音楽づくりについて、レパートリー、プログラミング、バーンスタイン、作曲家の話等々。ロンドン響時代のものですが、指揮者のこの手の本にありがちなスター性を煽ったり暴露的な内容ではなく、かなり踏み込んで音楽について語っています。

Frank J. Oteri 氏との対談

アメリカ作品の話や現代ものを観客に提供するにあたっての考え、ニュー・ワールド交響楽団やサンフランシスコ交響楽団の話など参考になります。

The Thomashefskys (トマシェフスキー・プロジェクト)

マイケル・ティルソン・トーマスの祖父母は、ブロードウェー・ミュージカルの源流となったイディッシュ・シアターを主宰したスターでした。その劇場が、文化の発信とともに当時の社会問題を考えるフォーラム的役割を果たしていたことが、今のティルソン・トーマスの活動の原点にあります。

マイケル・ティルソン・トーマスはここ十年来、イディッシュ・シアターの音楽と活動を現代に紹介するプロジェクトに執念を燃やしてきました。

YouTube Symphony Orchestra (ユーチューブ・シンフォニー)

今の時代にクラシック音楽がテクノロジーを使って何ができるか?

マイケル・ティルソン・トーマスが率いるプロジェクト。オンライン上で参加者を募り、2009年にニューヨークで第1回、2011年シドニーで第2回目のコンサートを開催しました。

ニュー・ワールド交響楽団のこと

ニュー・ワールド交響楽団(ニュー・ワールド・シンフォニー)は、マイケル・ティルソン・トーマスが1987年にマイアミで創立した、演奏と社会における音楽家の果たす役割の両面において、アメリカン・オーケストラの次世代リーダーを養成するためのアカデミー。

2011年1月新キャンパス “ニュー・ワールド・センター” がオープン

ニュー・ワールド・センター

マイアミ・ビーチの中心にある公園の中に出現した、フランク・ゲーリー設計による超ハイテク・キャンパスです。

教育施設としてはもちろん、360度のマルチスクリーンやウェブ・キャスト設備を備えたコンサートホール、公園に来た人が立ち寄れるガラス張りのラボラトリー、公園に建物壁面のプロジェクションでコンサートを生中継する(ウォール・キャスト)など、今までにないクラシック音楽体験を提供する場としても、大いに注目されています。

詳しくは
ニュー・ワールド・センターが遂にオープン

アカデミーについて

  • オーケストラのアカデミーとは?
    • アカデミーには毎年アメリカ中の音楽院の卒業生が、1000人以上から30人という厳しいオーディションをくぐり抜けてやって来ます。全日制で一人3年間。マイケル・ティルソン・トーマスをはじめ、世界のトップ・アーティストが年間70名もマイアミに教えに来るという特訓が待っています。

      教育の目的は、演奏技術や理論中心の音楽院の教育に対して、自分がどう音楽と関わるキャリアを選択するのか、社会における音楽家の役割を考えながら様々な選択肢を体験すること、実践的な舞台での演奏経験を通して人に演奏するとは何かを学ぶこと、アントレプレナーシップあふれる活動を展開するために必要なスキルを身につけることなど、プロの音楽家として実際に活動するための橋渡しをするもの。

      すでに600名以上の卒業生を世界中のオーケストラにフルタイムの団員として送り出すことに成功しました。

  • 21世紀のオーケストラ界のリーダーを育てる
    • 具体的には、

      • アカデミーは700席のホールを有していて、10月から5月のシーズン中、毎週約3回コンサートを開いています。コンサートは、フルオーケストラからソロまで多岐にわたり、フェロー(学生)自身がコンサートを企画し、レクチャーやトークをするチャンスもたくさん。
      • また地域への活動も様々に展開。地元の公立学校に音楽教育を提供し、フェローがグループになって学校訪問する他、楽器を習っている子どもたちのメンターになって教えたり、地域のイベントでも大活躍。
      • アカデミーの授業では、音楽だけではなく、プロの音楽家として生きていくために必要なこと、例えば、マスメディアなどへの対応、どうやって活動資金を集めるか?本番で力を出すためのメンタル面、フェルデンクライスなど演奏活動に伴うケガの予防法なども指導されます。
  • 最新テクノロジーと最先端の知を駆使
    • ニュー・ワールド交響楽団は、未来のクラシック音楽を探求するための実験場でもあります。

      新キャンパスでは、コンサートホールだけではなく、各練習室やリハーサルルームにも通常のインターネットの100倍高速な回線が張り巡らされ、遠隔地間でのレッスンや合奏が可能。

      この設備により、教育やシンポジウム、コンサートに世界中の研究機関の音楽学者や作曲家が、マイアミに来ることなく参加が可能。最新の研究成果の披露はもとより、作曲家本人が演奏を作り上げる過程に参画する機会を増やし、またそれらを映像で記録することで後世の演奏への貴重な資料とすることを目指しています。またコンサートホールの360度のスクリーンや建物壁面のプロジェクションでは、映像作家とコラボレーション。クラシック音楽の未来を切り拓く様々な試みに取り組んでいます。

オールMTTネタ

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